当時はキャバクラと言うのは世に存在せず、クラブとスナック以外ははっきりとした内容の位置付けも曖昧で大まかに「キャバレー」と呼ぶ所が多く、入って見ないと分からなかった。
大久保駅ガード横の細長いビルの5階。前回他の友人と二人で入った時に、綺麗なお姉さんと恋人気分になれた事に気を良くして、新たに友人AとRを連れて入店した。
ごあんな~い♪ヽ(*'-^*)o
前回のお姉さんが辞めていなくなっていてガッカリした。
同席した女性は二人。一人は厚化粧で、目を凝らすと自分の母親に近い年にも見える。すぐさま機転を利かせてAの横に座らせる。もう一人の女性はまだ20代後半と言ったところか、少しごついが渡りに船とばかりに私とRの間に座ってもらう。
一生懸命笑い話で場を盛り上げるが、楽しませる方がお金を払うとゆう現実に矛盾を感じていたので、楽しまなきゃ損と思い、テーブルの下からそっと女性の手に触れた。
抵抗しない事を確認して手を取る。脈ありと思い握り締める。しばらくして「ギュー!!」と、握り返してきた。いくらごついとは言え、とても女性の力とは思えない握力である。宇宙人か!それともニューハーフか!!
たぐり寄せて握った手の出所を目で追った。((o(○`ε´○)o)) 笑いをこらえて真っ赤になった友人Rの手だった (〇o〇;)
「ブハー!!」と噴出して弾けた笑いはお互い「ヒー!ヒー!」とゆう笑い泣きに変わり、手を握りながら離してくれずに延々と続いた。