保健所に務める知り合いの助言がキッカケです。
主にレバサシ、とりわさに付く「カンピロバクター」と言う食中毒菌による被害で、営業停止となる店が相次いでいて、店側がいくら気をつけていても綺麗で新鮮な肉についている菌だからどうしようもないと言う。そんなに危ない菌ならばもっと大々的に扱わないように注意を呼びかければ?と思うが、地域代々の食文化もありそこまでは出来ないと言う。
「カンピロバクター」は「O-157」の次に怖いと言われていて、数十回の激しい嘔吐、下痢はもちろんの事、神経麻痺、呼吸困難となり死に至る事も有る食中毒菌です。
カンピロバクター菌汚染調査で健康な牛236頭中27頭(11.4%)の肝臓から陽性反応が出ると言うのが現実です。まさにロシアンルーレット級の高確率である。
つまり11%食中毒の可能性が有ると言う非常にリスクの高い食べ物であるにもかかわらず、どの店もお客も認識が甘すぎると言うのが現状です。特に体力、抵抗力のないお年寄りや子供に食べさせるのが最も危険。スタミナつけなければと思って疲れて体力の落ちている人が食べるのも危険です。
保健所の調査が入り関係者の体内から「カンピロバクター」菌が発見されても、まれになんとも無い平気な人もいるそうです。
腐敗菌による食あたりは、肉の鮮度、管理を怠って菌が増殖して起きるものですが、新鮮な肉につく「カンピロバクター」は少しの菌でも食中毒になる。かえって腐敗菌と重なると腐敗菌が「カンピロバクター」を食べてしまい腐敗菌一色となる。
とりわさはレバサシよりも更に菌の確率が高い。熱に弱い「カンピロバクター」だが鳥のから揚げの中が半生だったりすると食中毒になる事があるそうだ。
どんな生肉でも箸でとって焼いて、その箸を使って食事をしてしまうのはやはり危ないです。お肉はトングを使って焼きましょう。
店側でもまな板と包丁を用途に応じて使い分けて、生肉を扱う時は、アルコールスプレーを使って包丁やまな板を殺菌しながら使いましょう。
「あたっても絶対に自己責任で、おたくの店の性にしないから食べさせてくれ」
全員がこんなお客さんだったら・・・でももし亡くなってしまったらそれどころじゃあなくなるから、レバサシ辞めて正解だと思う。