
白糸ノ滝

音止ノ滝
微々たる反発
芝川の最上流部はまだ探っていない。釣り人は井の頭小学校裏手にある、大きなプ-ルに集まるようだ。その下流を眺めるとチョ-クストリ-ムになっていて、なるほど人気の釣り場と言う訳が分かる気がする。だが私達はあまりにもゴミが多いのに幻滅して、とうとうロッドを振ることなく場所を移動した。ゴミが落ちて川が汚れていても、釣り人が平気に集まってくれば川は綺麗にならない。誰も来なくなれば村の収入も減り、再び観光客や釣り人を呼び戻そうとして地元の人が動き出す。そう言ったことを期待しての微々たる反発である。釣り人がゴミを捨てなければ一番良いのだが・・・。
下流の名観光地「白糸ノ滝」は芝川本流のある「音止ノ滝」とは違う富士山の地下水で形成された分流で、白糸ノ滝を経て本流に合流している。こちらは禁漁区である。川には観賞用に放流されたニジマスが沢山泳いでいる。水はいつ来ても清く美しい。地元の管理がこれ程行き届けば、川は汚れない。2001年の8月家族旅行でここを訪れたときは、あいにくの台風で、芝川本流は橋を車で渡るのも怖いほどの濁流と化していた。翌日それでもせっかく来たのだからと、白糸ノ滝を見に行った。隣の芝川本流がドロ濁りなのに白糸ノ滝周辺は澄んだ流れなので驚いた。それでも川岸の芦は倒れ、沢山いたニジマスは3分の1に減っていた。今頃芝川に流れ下っていると思った。

幻想的な霧の中の芝川

宿泊したミルクランドコテージから見た富士山
他の川よりも良型が多い
まだ釣ったことが無いが、井の頭小学校裏のプ-ルのある流れと平行して流れる、支流上流に魅力を感じている。 私達が釣った限りでは国道から左の林道に入り、井の頭発電所の導水管のある場所から田貫湖に行く道路の橋までが、水量、環境ともベストだと思えた。後は音止ノ滝下流部へお土産屋の並ぶ裏手から入っていった本流も穴場的で40㎝級の超大物が狙える。芝川のヤマメが対象となる区間は以外と長く、外道を気にしなければ富士川の合流点からすでにヤマメが狙える。音止ノ滝下流3~4キロでもまだ大岩に囲まれた渓流の趣だった。高校3年の時友人と3人でこの川に釣りに来たときは、小型のニジマスばかり釣れた。釣りのガイドブックにもニジマスの川と書かれている。でも最近私達がこの川を釣る限りでは、本流に関してはヤマメしか釣れていない。そして他の川よりも良型が多い。「ライズベスト10」でも紹介したが、足形橋付近のように短時間に大物を狙って簡単に入れる釣り場もある。このような貴重な釣り場が、同じ富士山の湧水が溢れる桂川の本流中流部のようなドブ川になって欲しくないと、切に願います。

周辺のおすすめ宿
・精進マウントホテル(山梨県南都留郡富士河口湖町精進301)
ホテルから見える富士山の絶景!富士眺望の宿
・山田屋ホテル
全室より富士と湖を一望(山梨県南都留郡富士河口湖町精進478)
周辺のおすすめ日帰り温泉
・朝霧高原温泉グリーンパーク 1.000円(静岡県富士宮市麓字浅野146) TEL 0544-52-0101
富士の眺望がすばらしい温泉。個人的にここの湯が疲労回復に大変効いた。偶然かとも思って再度行って見たが、やはり効いた。
周辺のおすすめグルメ
・富士ミルクランド レストランまきばの駅ビュッフェ 1.600円
とても美味しい!
・富士ミルクランド BBQガーデン
富士山麓豚、高原野菜、富士宮やきそば、自家製チーズそして器具、炭代も込み
一人 1,500円

2月16日から早くも解禁となる長野県千曲川には、ライズ狙いのフライマン達がどっと押し寄せる。殆どは信濃川上付近。午前10時頃から午後2時頃までの間に起きるはずのライズを期待して、じっと待つフライマンの姿を至る所で見かける。だが標高1200メートルの氷の世界では、時には見事に裏切られ、ライズを探して右往左往したあげく、諦めて帰って行くフライマン達も多い。
長野冬季オリンピックで、日本のジャンプ陣が吹雪の中で大活躍していたその日、私達は同じ吹雪の中で居倉、海ノ口、信濃川上とビーズ玉のようにラインを凍らせながら無駄な大行軍を繰り返し、疲れ果てて大深山の道路にやっと上がった時、地元の人に「ここは夏に来る所だよ!」と笑われた。
風邪を引き少し懲りて、もっと水温が高くて標高の低い2月の釣り場は無いかと探した。
そしてようやく探した釣り場が、佐久の大石川出合付近の千曲川である。 標高は信濃川上の半分。 ヤマメが中心でイワナも混ざる。長時間活発なライズ狙いの釣りが出来る。 スレるのも早いので、ウブな魚と遊べるのは、せいぜい3月初旬までだ。


周辺のおすすめ宿、日帰り温泉、おすすめグルメ
詳しくは
★1. 徳のおすすめアウトドアフィールドのグルメ、宿、温泉をご覧下さい。

大物が狙える有名釣り場は多いが、川が大きすぎて宝くじを当てるような気がしてならなかったり、川が汚れていたり、釣り人のプレッシャ-が多すぎて魚が賢すぎたり、ゴルジュの続く危険地帯だったりで、なかなか思うようにいかない。そんな中ではっきり分かることは、一番条件の良い時にそこそこの熟知した渓に入れる釣り人が、一番大物を釣っていると言うことだ。もちろん腕も良くなければならないが・・・。だから地元の釣り師や釣り歩きを本業や副業に持つ人達にはかなわない。
それでも大物が釣りたいと言う人には(私も含めてだが)、この大源太川がおすすめである。「季節別宝庫」でも紹介しているが、大源太湖駐車場広場横で以前流しそうめんを中心とした食堂と、ニジマスの釣り堀を営業していた地元のおじいさんに聞いた際、第2ダムと第3ダムの間が一番魚が多くて大物も多いと教えてくれた。その証拠に、湖畔の大源太山荘食堂の壁に貼ってある多数の大物魚拓に記された ”釣れた場所”は8割方第3ダムのエンテイ下である。
入渓地点は第3ダムに向かう林道のテニス場付近から踏み後を見つけて入るのが無難だが、途中で不明瞭になるのでやぶこぎは覚悟して置こう。渓に近づくほど急斜面になるので注意が必要。タ-ザンのまねごとをしたくなければ、ザイルを持っていった方が良いと思う。
もうひとつの入渓方法は、大源太湖のキャンプ場を通り抜けて続く辿道で渓に近づく事が出来るが、この道も事前に調べて入渓してもらいたい。地元の人に聞けば以外に簡単な入渓点が分かるかも知れない。

超大物発見!
流れ込みからいよいよ気を引き締めての釣りとなる。細かく丁寧に釣らなければ、あっという間に終わってしまう短い距離だ。石を一つ一つ探るつもりで・・・。なぜならば私は流れ込みのすぐ上の大岩のある小さなトロ場で、40㎝を越えるヤマメにユ-タンされたのだ!ス-ッとスロ-モ-ションのようにフライに向かって浮上してきたのに、直前で剛速球のようなスピ-ドで去っていった。パ-マ-クの一つ一つが玉子大でハッキリしていた。超大物が潜むとはとても予想できない平凡なポイントだった。我に返ったときには息が荒くなっていた。この日は瀬で泳ぐ2尾の中型イワナを確認しただけで、ノ-ヒットだった。第3ダムエンテイ下の大淵は自分には手に負えないような圧倒的な迫力だった。
リベンジ
第3ダムエンテイ下に再び挑んだのは、翌年の夏だった。徳1号とテニス場から強引に渓へ下りた。途中、熊になぎ倒された木々を見て身の引き締まる思いがした。
渇水だった前年と比べて水量も多く期待が高まったが、例の大岩には魚の気配は感じられなかった。毎度の事ながら、深夜まで仕事をして一睡もせずに川に来た。第一ダム下流で昼過ぎまでヤマメと遊び、このポイントに来たときは午後2時を回っていて、疲れもピ-クに達していた。すぐその後の大失態を起こす条件が揃っていたのである。
エンテイの豪快な落ち込みに続くクネクネとしたナメの大淵のど真ん中に、何度目かのトライでやっとフライがふわりと着水した。その途端!ザバ-ッ!と水しぶきが上がり真っ黒で大きな魚がジャンプして綺麗な半月をゆっくりと描いた。「先輩、出ましたね!」 徳1号の呼びかけに「うん・・・」と答えただけで、私は眠気から来る疲れで20ヤ-ド先で起きた出来事に反応できず、他人事のように見とれてしまった。
このブログを見た方は、私の代わりにリベンジをして下さい。


[インフォメ-ション]
・交通/関越自動車道・越後湯沢インタ-から中里、土樽方面に向かい、途中で大源太キャニオンの標識に沿って左折。すぐに岩原スキ-場方面と分かれて、大源太川上流へ。
周辺のおすすめ宿
・ギンレイホテル 新潟県南魚沼郡湯沢町土樽(岩原高原)731
眺望絶佳な岩原高原の大自然の中で環境抜群!!温泉,大浴場有り。
・岩原高原ハウス 新潟県南魚沼郡湯沢町土樽(岩原)731-1
ゲレンデの目前!!絶好のロケーション温泉(硫黄泉)有り。
・大源太山荘(TEL:0257-87-3095)釣り場を聞くならここが一番。
・越後湯沢のコンドミニアム「ICHIKOSHI」綺麗な部屋と良い温泉設備があり、食事は自炊か外食なので、時間を気にせずに釣りに没頭出来る。宿泊費も3.000円と安い。
TEL:(0257-85-6789土日祝)(03-3270-1615平日)
周辺のおすすめ日帰り温泉
下湯沢共同浴場 駒子の湯 500円(新潟県南魚沼郡湯沢町湯沢148)TEL 025-785-7660
釣りの問い合わせ先/魚野川漁協(TEL:0257-92-0261)
・2万分の1地形図 越後湯沢、茂倉岳


本当に穴場の大白川
上高地の奈川ダム方面へ向かう途中、見落とされそうな林道が左から入ってくる。
二十数年も前の記憶で恐縮だが、この大白川林道は、今にも落石が起きそうな荒々しい道で、怖々と車で走った思い出がある。
車止めで熊よけのため、散々クラクションを鳴らしてから上流へと歩き始めた。30分位歩いたと思う。
取水口上からの流れは、ボサが多いながらも活き活きしている。中型のイワナが至る所で気持ち良さそうに泳いでいて、まさに別天地。この頃にフライフィッシングを始めていたなら、さぞかし思い出に残る釣りが出来ただろうと今になって悔やまれる。
結局、水面で泳いでいるイワナを恨めしそうに見つめながら、近づけず、水面を流せずで、オモリを付けて沈めるエサ釣りで、やる気のないイワナを岩の底から引っ張り出す釣りに終始した。やつと2尾釣り上げた頃から、本命の女に声かけられずに、近場の女とお茶を濁した様な違和感を感じて、戦意喪失。月日は経ってしまったが、いつか初夏にドライフライで狙ってってみたい釣り場だ。

周辺のおすすめ宿
・乗鞍高原 ロッヂ コスモス
高原の森に手造り貸切風呂の温泉でのんびり♪
息子がこの宿で心のこもったもてなしとボリュームある食事に大満足して帰って来た。
すぐ裏にも釣りの出来る秘渓有り。
・小梨平キャンプ場ケビン(キャンプ場内に大浴場有り)
上高地「河童橋」より歩いて5分
上高地の大自然にたたずむ絶好のロケーション
C型ケビン【平屋建】利用料 1泊:9,500円(2名)13,500円(3名)17,500円(4名)21,500円(5名)


早朝だけ釣りが出来る板小屋沢(会津・湯野上)

羽鳥湖の湖畔にあるキャンプ場から、サイクリング専用ロードを上流に向かってしばらく歩くと、眼下に迫力のある素晴らしい渓流が見えてくる。本流筋の板小屋沢だ。流れは広く深く豪快で足場も悪いが、湖育ちの大物が期待できる。
正東と二人でここを狙って訪れた時は、おりしも大雨で釣りにならなかった。雨が止んだかと思えば、今度は蚊の猛襲に合い、顔、首、腕と、ところ構わずボコボコにされてしまった。
板小屋沢の豪快な流れもさほど距離はなく、川幅のあるチャラ瀬がしばらく続くようになる。
やがてレクリエーション施設レジーナの森に近づくと、流れはふたたび復活する。
ボサが少々気になるが、瀬あり淵ありで申し分のない渓相である。魚も良型イワナ、中型ニジマス、小型ヤマメとバラエティーで楽しめる。魚影が濃いのも分かり、さあーこれからと言う時に、突然背後から人に呼び止められた。振り向くと、川沿いにある温泉施設の従業員の方。すぐ上流の脇に女性専用の露天風呂があり、これ以上先に進んでもらっては困るとの事。良型イワナが口を開けて待っている、上流の好ポイントをうらめしそうに見上げながら、釣りを終了する羽目となった。
ここの釣り場はお察しの通り、温泉の営業時間前の早朝に入渓すれば、普段は前記の理由で釣りが不可能なだけに、おもしろい。
只、一つだけ問題がある。すぐ上にお土産屋、大駐車場、人工池などがあり、温泉や食堂から眺められるこの流れで、信じ難い事だが、砂地に大きな熊の足跡があった。おそらく夜間か早朝に、水を飲みに来たのであろう。それがもし、熊の日課となっているのならば、入渓は要注意である。板小屋沢を更に上流、ペンション村の裏から入渓すると、すでに小沢になった人気のないところに遊歩道があり、「熊が来るよ」と書かれた看板がある。数年前、軽井沢のキャンプ場で、キャンパー達が捨てた生ゴミを狙って、数頭の熊が出没した。檻にワナをかけて捕まえて山奥に返したそうだ。あの軽井沢に熊が?と驚かされるが、そのキャンプ場は、元々熊の生息圏にキャンプ場を作ったと思える程、山深い所にある。この羽鳥湖周辺もそれと同様である。


周辺のおすすめ宿
・二岐温泉 桂祇荘(福島県 天栄村)
・御宿 つるや旅館(福島県南会津郡下郷町大字湯野上字居平乙752)
自慢の手作り料理
周辺のおすすめ日帰り温泉
・レジーナの森 羽鳥湖温泉 彩光の湯
1.200円(福島県岩瀬郡天栄村羽鳥高戸屋39) TEL 0248-85-2525



シバキ合う大ヤマメの芝川(静岡県富士宮)
前年の秋に芝川に来た時、水は清く、ヤマメも濃く、久々の好釣り場を見つけたと喜んだ。しかも、音止ノ滝下流の本流で、徳一号が40㎝級の大ヤマメのライズを、2ヶ所で見てしまい、今回も胸ときめかせてやって来た。

田貫湖周辺の芝川
だが、私は再び訪れて見た芝川に、いささか幻滅していた。 田貫湖への橋が架かる本流付近は、渓相は良いものの底にドロがたまり、お世辞にも清冽とは言えない流れである。足形橋下流に至っては、取水された流れにポイントも少なく、ゴミだらけで、こんなはずでは・・・と残念でたまらない。どうやらしばらく大雨が降っていないせいと、区間によって、綺麗な流れの所とそうではない所があるようだ。

芝川の水が綺麗な区間
この日、徳一号は好調で、小沢でヤマメの入れ食いを堪能し、足形橋下流の本流でもヤマメを釣り上げた。
私は、すぐ上の好ポイントがオンパレードの足形橋付近で、本日のラストを向かえる事にした。
橋下の瀬で速いアタリが有り、2度目のアタックでヤマメをフッキングしたが、23㎝程度のヤマメなのに抵抗するのですぐにスレだと分かった。案の定、白い腹にフッキングしていた。
本日同行している、ぺー君とチョー君も集まり、3人で橋上の大淵を狙うことにした。
大岩の上で釣り支度をしていると、いきなり大きな波紋を発見!よく見ると、あちこちでヤマメが泳いでいる。まるで水族館のようだ。大小3尾のヤマメが、お互いの尾を追うように一列になってクルージングしているかと思えば、水面に浸かっている木の枝の横で、波紋を起こす奴もいる。小さなヤマメもエサを追って、右往左往している。
息を押し殺して、絡まった仕掛をゆっくりと直そうとするが、最近老眼が始まったせいで、一向にはかどらない。せっかくのチャンスを逃してはならないので、ぺー君にライズのあるポイントを譲った。
その時である。対岸道路下の一枚岩に囲まれた、湯船のようなポイントで、バシャバシャッ!と派手な炸裂音が聞こえ、その上の道路で覗いていたチョー君が「先生、こいつらケンカしてますよ!」と叫んだ。それはまさに、闘犬が地面を転がりながら噛み付き合う姿そっくりで、どう猛な顔をした尺は優に越す2尾の大ヤマメが、今にも岸に上がって来そうな勢いだ。3人の人間に囲まれていることなど、眼中に無さそうだ。

先程の列をなしたクルージングと言い、目の前で起きているけたたましいライズと言い、ペアリングと思わせるものがあるが、今は4月上旬、産卵期なわけが無い。パニックになりそうな心を落ち着かせ、シバキ合う大ヤマメのライズを見つめていると、昼間から大量にハッチしている#18の黒いカディスを奪い合っているのだと言う事が、やっと理解出来た。
木の枝の横の波紋を狙っていたペー君が、「釣れた!」と声を上げたので振り向くと、28㎝のヤマメをごぼう抜きにしたところ。カディスにドラグがかかってしまったら、とたんに銜えたそうだ。チョー君も、大ヤマメのライズが止んだ後も水面にフライをを落とし粘っていたが、スーッと寄ってきてはユータンされることの繰り返しだったそうだ。
この足形橋付近は、夏はブヨが多いので、釣りは不可能だと思う。

周辺のおすすめ宿
・精進マウントホテル(山梨県南都留郡富士河口湖町精進301)
ホテルから見える富士山の絶景!富士眺望の宿
・山田屋ホテル
全室より富士と湖を一望(山梨県南都留郡富士河口湖町精進478)
周辺のおすすめ日帰り温泉
・朝霧高原温泉グリーンパーク 1.000円(静岡県富士宮市麓字浅野146) TEL 0544-52-0101
富士の眺望がすばらしい温泉。個人的にここの湯が疲労回復に大変効いた。偶然かとも思って再度行って見たが、やはり効いた。
周辺のおすすめグルメ
・富士ミルクランド レストランまきばの駅ビュッフェ 1.600円
とても美味しい!
・富士ミルクランド BBQガーデン
富士山麓豚、高原野菜、富士宮やきそば、自家製チーズそして器具、炭代も込み
一人 1,500円

二十数年前、エサ釣りで好釣した時から、西川には頻繁に出掛けた。フライフィッシングを始めた当時に、一番足繁く通った川である。
フライの師匠である、清里で喫茶店モスバックを経営する林 勝美氏に教わったウイングとテイルにカーフテイルをたっぷりと使った、#12ロイヤルウルフと言う大きなフライを持って、西川に入った。
道路脇にトタン屋根の倉庫のあるすぐ下のポイントで、潜水艦が浮上してくるような迫力で、尺を越す大イワナがロイヤルウルフを襲ったが、合わせ遅れ。春うらら5月の日中の出来事だった。
その頃の西川は、今よりも遙かに水が清冽で、千曲川出合から2番目の西川橋と言う木橋下のポイントは、大きなナメ底になっていて魚が走り回るのが良く見えた。橋の上からラインをかなりのばしてフライを落とすと、そのフライめがけて数尾の良型がライズし、他の魚もナメの上をざわめき、走り回る。ドラグがかかってしまい魚は釣れなかったが、魚影の濃さに驚かされた。
その年の9月の禁漁間際にも、西川を訪れた。 友人が木橋上流のコンクリートブロックの脇で、良い釣りをしたので、私も、木橋下流にあるコンクリートブロックを狙った。
ブロックに沿った速い流れで、まず1尾、22㎝のイワナ。だが、後が続かない。
薄暗くなってきたので、このポイントを最後と決め、粘ってみることにした。
流勢から外れたブロック脇の三角点には、まだフライを落としていない。よく見るとその一番奥のスポットで小さな飛沫が上がっている。最初は、打ち寄せる水が跳ね返って起きている飛沫かと思ったが、もっと垂直な跳ね方だ。ライズだ!私ははやる気持を押さえて、そのスポットにロイヤルウルフの#12を落とした。
ピシャッ!に合わせると、バタバタッと手元に24㎝のイワナが飛び込んで来た。当時は、4Xのティペットを使っていたので、まるでテンカラ釣りのような取り込みである。たった今釣れたポイントを眺めると、ふたたび全く同じ場所で、ライズが起きている。再度キャスト。 ピシャッ!バタバタッ!てな調子で今度は22㎝。三たび変わらず起きるライズで、また1尾。まるで、コンクリートブロック下の大きなエゴで、一列に並んだイワナ達が、次々と順番にライズしているのではないかとさえ思った。
結局、一点で起こるライズで5尾のイワナを釣った後、真っ暗な橋の上から呼ぶ友人の声を聞いて、竿をたたんだ。


周辺のおすすめ宿、日帰り温泉、おすすめグルメ
詳しくは
★1. 徳のおすすめアウトドアフィールドのグルメ、宿、温泉をご覧下さい。

6月上旬朝から鶴沼川の支流を釣って、夕方にライズ狙いで本流に入った。
この2週間程前に同じ場所で、モンカゲロウに出る良型ヤマメのライズに出会ったが、友人に急用が出来て、指をくわえながら東京に帰った。
そのリベンジのポイントは、野仲橋より300m位下流に連なる大淵である。
着水せずに水面スレスレに飛ぶモンカゲロウを良型ヤマメがバシャッ!と反転してくわえている。ポイントまでナチュラルに流しても全く反応は無く、ポイントに直にフライを落とすと、着水と同時に当たりがある。中々合わせられない。仮に合わせられたとしても”合わせ切れ”の可能性が高い。そのうち見破られて、全く反応無し。
下流のもう一つの大淵に行くと、今回同行した渡辺君が、すでに23㎝のヤマメを2尾釣り上げて、私に見せるためにネットに泳がせていた。羨ましがる私の前でリリース。大淵の真ん中で繁盛に起きている小さなライズを、ミッジで釣ったと言う。私も#24のジンジャーハックルだけを巻いたバイビジブルで、ライズ目掛けてロングキャスト。最近はどこの釣り場も魚がスレていて、このパターンのライズは早期の好機以外は釣れる気がしない。と思った矢先にフライが消える!一応合わせると中々の引きだ。ロングレンジの為、フッキングしたヤマメがこちらに向かって走り出すと、ラインが余ってフワッとなる。外れたかと心配しながらラインをたぐると、又々強い引きで安心する。ネットに納めたのは23㎝のヤマメ。スリリングなロングキャストのミッジフィッシングで、同型を3尾釣った頃、いつの間にかいなくなっていた渡辺君が上流で呼んでいる。行ってみると、27㎝の良型イワナを下げている。#20の地味でスタンダードなドライフライで、瀬を狙って釣ったそうだ。

早瀬の至る所で散発的なライズが始まった。見渡す限り、色んな種類のカゲロウのスーパーハッチで、顔にぶつかる程だ。
暗がりが濃くなる程、ライズも多く派手になってくる。私は足下の瀬にポイントを定め、フライを落とした。すでに、どれが自分のフライだか見分けもつかないので、流れているであろうコースで、バシャッ!と飛沫が上がるたびに合わせると、23~25㎝のヤマメが釣れた。
真っ暗になってもバシャッ!と言うライズ音だけは聞こえるので、その音で合わせて釣り続ける。無数のライズの音に、全て反応するわけにも行かないので、キャストして1.2.3!と数えてピックアップする、反復動作で容易にヤマメが釣れた。闇討ちに良心の呵責を感じ、ティペットが絡まったところで終了とした。豊富な自然の恵みに感謝!

周辺のおすすめ宿
・二岐温泉 桂祇荘(福島県 天栄村)
・御宿 つるや旅館(福島県南会津郡下郷町大字湯野上字居平乙752)
自慢の手作り料理
周辺のおすすめ日帰り温泉
・レジーナの森 羽鳥湖温泉 彩光の湯
1.200円(福島県岩瀬郡天栄村羽鳥高戸屋39) TEL 0248-85-2525

4月中旬午後2時頃、国道よりやや上流の浅瀬で、20cm級のヤマメのライズに出会った。
バシャッ!と全身を露わにした派手なライズで、すかさずキャストすると、フライの前後左右で一斉にバシャッ!バシャッ!とライズが起こった。どれを釣って良いのかオロオロしながらも、気を取り戻してフライを流すと、スーパーライズの割には爆釣とは行かず、ポツポツと釣れた。
水面にはこれと言った虫は見当たらない。落ち着いて考えればライズフォームからして、カディスピューパーのハッチだったのだろうが、突然の出来事に考える余裕も無く、この時期の定番フライ、ブルウィングオリーブを使った。それでも機嫌のの良いヤマメ達は、たまにはその色をカディスピューパーと信じて、銜えてくれたのだと思う。
対岸でキャストする友人と、二人で20尾も釣り上げた頃、ピタリとライズが止んだ。時間にして30分位だったと思う。後でその瀬を渡って驚いた。膝ぐらいまでは有ると思っていた水深が、15cm、足首程である。踏み潰すほどいたヤマメ達の気配は全く無く、キツネにつままれた気分だ。石がヤマメに化けていたのだろうか。この釣りの神秘性が、たまらない魅力だ。



周辺のおすすめ宿
・ホテルアクシオン会津高原 福島県南会津郡舘岩村高杖原548
大自然に佇むエキゾチックリゾート。温泉大浴場有り。

2月16日から早くも解禁となる長野県千曲川には、ライズ狙いのフライマン達がどっと押し寄せる。殆どは信濃川上付近。午前10時頃から午後2時頃までの間に起きるはずのライズを期待して、じっと待つフライマンの姿を至る所で見かける。だが標高1200メートルの氷の世界では、時には見事に裏切られ、ライズを探して右往左往したあげく、諦めて帰って行くフライマン達も多い。
長野冬季オリンピックで、日本のジャンプ陣が吹雪の中で大活躍していたその日、私達は同じ吹雪の中で居倉、海ノ口、信濃川上とビーズ玉のようにラインを凍らせながら無駄な大行軍を繰り返し、疲れ果てて大深山の道路にやっと上がった時、地元の人に「ここは夏に来る所だよ!」と笑われた。
風邪を引き少し懲りて、もっと水温が高くて標高の低い2月の釣り場は無いかと探した。
そしてようやく探した釣り場が、佐久の大石川出合付近の千曲川である。 標高は信濃川上の半分。 ヤマメが中心でイワナも混ざる。長時間活発なライズ狙いの釣りが出来る。 スレるのも早いので、ウブな魚と遊べるのは、せいぜい3月初旬までだ。


周辺のおすすめ宿、日帰り温泉、おすすめグルメ
詳しくは
★1. 徳のおすすめアウトドアフィールドのグルメ、宿、温泉をご覧下さい。

大物が狙える有名釣り場は多いが、川が大きすぎて宝くじを当てるような気がしてならなかったり、川が汚れていたり、釣り人のプレッシャ-が多すぎて魚が賢すぎたり、ゴルジュの続く危険地帯だったりで、なかなか思うようにいかない。そんな中ではっきり分かることは、一番条件の良い時にそこそこの熟知した渓に入れる釣り人が、一番大物を釣っていると言うことだ。もちろん腕も良くなければならないが・・・。だから地元の釣り師や釣り歩きを本業や副業に持つ人達にはかなわない。
それでも大物が釣りたいと言う人には(私も含めてだが)、この大源太川がおすすめである。「季節別宝庫」でも紹介しているが、大源太湖駐車場広場横で以前流しそうめんを中心とした食堂と、ニジマスの釣り堀を営業していた地元のおじいさんに聞いた際、第2ダムと第3ダムの間が一番魚が多くて大物も多いと教えてくれた。その証拠に、湖畔の大源太山荘食堂の壁に貼ってある多数の大物魚拓に記された ”釣れた場所”は8割方第3ダムのエンテイ下である。
入渓地点は第3ダムに向かう林道のテニス場付近から踏み後を見つけて入るのが無難だが、途中で不明瞭になるのでやぶこぎは覚悟して置こう。渓に近づくほど急斜面になるので注意が必要。タ-ザンのまねごとをしたくなければ、ザイルを持っていった方が良いと思う。
もうひとつの入渓方法は、大源太湖のキャンプ場を通り抜けて続く辿道で渓に近づく事が出来るが、この道も事前に調べて入渓してもらいたい。地元の人に聞けば以外に簡単な入渓点が分かるかも知れない。

超大物発見!
流れ込みからいよいよ気を引き締めての釣りとなる。細かく丁寧に釣らなければ、あっという間に終わってしまう短い距離だ。石を一つ一つ探るつもりで・・・。なぜならば私は流れ込みのすぐ上の大岩のある小さなトロ場で、40㎝を越えるヤマメにユ-タンされたのだ!ス-ッとスロ-モ-ションのようにフライに向かって浮上してきたのに、直前で剛速球のようなスピ-ドで去っていった。パ-マ-クの一つ一つが玉子大でハッキリしていた。超大物が潜むとはとても予想できない平凡なポイントだった。我に返ったときには息が荒くなっていた。この日は瀬で泳ぐ2尾の中型イワナを確認しただけで、ノ-ヒットだった。第3ダムエンテイ下の大淵は自分には手に負えないような圧倒的な迫力だった。
リベンジ
第3ダムエンテイ下に再び挑んだのは、翌年の夏だった。徳1号とテニス場から強引に渓へ下りた。途中、熊になぎ倒された木々を見て身の引き締まる思いがした。
渇水だった前年と比べて水量も多く期待が高まったが、例の大岩には魚の気配は感じられなかった。毎度の事ながら、深夜まで仕事をして一睡もせずに川に来た。第一ダム下流で昼過ぎまでヤマメと遊び、このポイントに来たときは午後2時を回っていて、疲れもピ-クに達していた。すぐその後の大失態を起こす条件が揃っていたのである。
エンテイの豪快な落ち込みに続くクネクネとしたナメの大淵のど真ん中に、何度目かのトライでやっとフライがふわりと着水した。その途端!ザバ-ッ!と水しぶきが上がり真っ黒で大きな魚がジャンプして綺麗な半月をゆっくりと描いた。「先輩、出ましたね!」 徳1号の呼びかけに「うん・・・」と答えただけで、私は眠気から来る疲れで20ヤ-ド先で起きた出来事に反応できず、他人事のように見とれてしまった。
このブログを見た方は、私の代わりにリベンジをして下さい。


[インフォメ-ション]
・交通/関越自動車道・越後湯沢インタ-から中里、土樽方面に向かい、途中で大源太キャニオンの標識に沿って左折。すぐに岩原スキ-場方面と分かれて、大源太川上流へ。
周辺のおすすめ宿
・ギンレイホテル 新潟県南魚沼郡湯沢町土樽(岩原高原)731
眺望絶佳な岩原高原の大自然の中で環境抜群!!温泉,大浴場有り。
・岩原高原ハウス 新潟県南魚沼郡湯沢町土樽(岩原)731-1
ゲレンデの目前!!絶好のロケーション温泉(硫黄泉)有り。
・大源太山荘(TEL:0257-87-3095)釣り場を聞くならここが一番。
・越後湯沢のコンドミニアム「ICHIKOSHI」綺麗な部屋と良い温泉設備があり、食事は自炊か外食なので、時間を気にせずに釣りに没頭出来る。宿泊費も3.000円と安い。
TEL:(0257-85-6789土日祝)(03-3270-1615平日)
周辺のおすすめ日帰り温泉
下湯沢共同浴場 駒子の湯 500円(新潟県南魚沼郡湯沢町湯沢148)TEL 025-785-7660
釣りの問い合わせ先/魚野川漁協(TEL:0257-92-0261)
・2万分の1地形図 越後湯沢、茂倉岳


本当に穴場の大白川
上高地の奈川ダム方面へ向かう途中、見落とされそうな林道が左から入ってくる。
二十数年も前の記憶で恐縮だが、この大白川林道は、今にも落石が起きそうな荒々しい道で、怖々と車で走った思い出がある。
車止めで熊よけのため、散々クラクションを鳴らしてから上流へと歩き始めた。30分位歩いたと思う。
取水口上からの流れは、ボサが多いながらも活き活きしている。中型のイワナが至る所で気持ち良さそうに泳いでいて、まさに別天地。この頃にフライフィッシングを始めていたなら、さぞかし思い出に残る釣りが出来ただろうと今になって悔やまれる。
結局、水面で泳いでいるイワナを恨めしそうに見つめながら、近づけず、水面を流せずで、オモリを付けて沈めるエサ釣りで、やる気のないイワナを岩の底から引っ張り出す釣りに終始した。やつと2尾釣り上げた頃から、本命の女に声かけられずに、近場の女とお茶を濁した様な違和感を感じて、戦意喪失。月日は経ってしまったが、いつか初夏にドライフライで狙ってってみたい釣り場だ。

周辺のおすすめ宿
・乗鞍高原 ロッヂ コスモス
高原の森に手造り貸切風呂の温泉でのんびり♪
息子がこの宿で心のこもったもてなしとボリュームある食事に大満足して帰って来た。
すぐ裏にも釣りの出来る秘渓有り。
・小梨平キャンプ場ケビン(キャンプ場内に大浴場有り)
上高地「河童橋」より歩いて5分
上高地の大自然にたたずむ絶好のロケーション
C型ケビン【平屋建】利用料 1泊:9,500円(2名)13,500円(3名)17,500円(4名)21,500円(5名)


早朝だけ釣りが出来る板小屋沢(会津・湯野上)

羽鳥湖の湖畔にあるキャンプ場から、サイクリング専用ロードを上流に向かってしばらく歩くと、眼下に迫力のある素晴らしい渓流が見えてくる。本流筋の板小屋沢だ。流れは広く深く豪快で足場も悪いが、湖育ちの大物が期待できる。
正東と二人でここを狙って訪れた時は、おりしも大雨で釣りにならなかった。雨が止んだかと思えば、今度は蚊の猛襲に合い、顔、首、腕と、ところ構わずボコボコにされてしまった。
板小屋沢の豪快な流れもさほど距離はなく、川幅のあるチャラ瀬がしばらく続くようになる。
やがてレクリエーション施設レジーナの森に近づくと、流れはふたたび復活する。
ボサが少々気になるが、瀬あり淵ありで申し分のない渓相である。魚も良型イワナ、中型ニジマス、小型ヤマメとバラエティーで楽しめる。魚影が濃いのも分かり、さあーこれからと言う時に、突然背後から人に呼び止められた。振り向くと、川沿いにある温泉施設の従業員の方。すぐ上流の脇に女性専用の露天風呂があり、これ以上先に進んでもらっては困るとの事。良型イワナが口を開けて待っている、上流の好ポイントをうらめしそうに見上げながら、釣りを終了する羽目となった。
ここの釣り場はお察しの通り、温泉の営業時間前の早朝に入渓すれば、普段は前記の理由で釣りが不可能なだけに、おもしろい。
只、一つだけ問題がある。すぐ上にお土産屋、大駐車場、人工池などがあり、温泉や食堂から眺められるこの流れで、信じ難い事だが、砂地に大きな熊の足跡があった。おそらく夜間か早朝に、水を飲みに来たのであろう。それがもし、熊の日課となっているのならば、入渓は要注意である。板小屋沢を更に上流、ペンション村の裏から入渓すると、すでに小沢になった人気のないところに遊歩道があり、「熊が来るよ」と書かれた看板がある。数年前、軽井沢のキャンプ場で、キャンパー達が捨てた生ゴミを狙って、数頭の熊が出没した。檻にワナをかけて捕まえて山奥に返したそうだ。あの軽井沢に熊が?と驚かされるが、そのキャンプ場は、元々熊の生息圏にキャンプ場を作ったと思える程、山深い所にある。この羽鳥湖周辺もそれと同様である。


周辺のおすすめ宿
・二岐温泉 桂祇荘(福島県 天栄村)
・御宿 つるや旅館(福島県南会津郡下郷町大字湯野上字居平乙752)
自慢の手作り料理
周辺のおすすめ日帰り温泉
・レジーナの森 羽鳥湖温泉 彩光の湯
1.200円(福島県岩瀬郡天栄村羽鳥高戸屋39) TEL 0248-85-2525



シバキ合う大ヤマメの芝川(静岡県富士宮)
前年の秋に芝川に来た時、水は清く、ヤマメも濃く、久々の好釣り場を見つけたと喜んだ。しかも、音止ノ滝下流の本流で、徳一号が40㎝級の大ヤマメのライズを、2ヶ所で見てしまい、今回も胸ときめかせてやって来た。

田貫湖周辺の芝川
だが、私は再び訪れて見た芝川に、いささか幻滅していた。 田貫湖への橋が架かる本流付近は、渓相は良いものの底にドロがたまり、お世辞にも清冽とは言えない流れである。足形橋下流に至っては、取水された流れにポイントも少なく、ゴミだらけで、こんなはずでは・・・と残念でたまらない。どうやらしばらく大雨が降っていないせいと、区間によって、綺麗な流れの所とそうではない所があるようだ。

芝川の水が綺麗な区間
この日、徳一号は好調で、小沢でヤマメの入れ食いを堪能し、足形橋下流の本流でもヤマメを釣り上げた。
私は、すぐ上の好ポイントがオンパレードの足形橋付近で、本日のラストを向かえる事にした。
橋下の瀬で速いアタリが有り、2度目のアタックでヤマメをフッキングしたが、23㎝程度のヤマメなのに抵抗するのですぐにスレだと分かった。案の定、白い腹にフッキングしていた。
本日同行している、ぺー君とチョー君も集まり、3人で橋上の大淵を狙うことにした。
大岩の上で釣り支度をしていると、いきなり大きな波紋を発見!よく見ると、あちこちでヤマメが泳いでいる。まるで水族館のようだ。大小3尾のヤマメが、お互いの尾を追うように一列になってクルージングしているかと思えば、水面に浸かっている木の枝の横で、波紋を起こす奴もいる。小さなヤマメもエサを追って、右往左往している。
息を押し殺して、絡まった仕掛をゆっくりと直そうとするが、最近老眼が始まったせいで、一向にはかどらない。せっかくのチャンスを逃してはならないので、ぺー君にライズのあるポイントを譲った。
その時である。対岸道路下の一枚岩に囲まれた、湯船のようなポイントで、バシャバシャッ!と派手な炸裂音が聞こえ、その上の道路で覗いていたチョー君が「先生、こいつらケンカしてますよ!」と叫んだ。それはまさに、闘犬が地面を転がりながら噛み付き合う姿そっくりで、どう猛な顔をした尺は優に越す2尾の大ヤマメが、今にも岸に上がって来そうな勢いだ。3人の人間に囲まれていることなど、眼中に無さそうだ。

先程の列をなしたクルージングと言い、目の前で起きているけたたましいライズと言い、ペアリングと思わせるものがあるが、今は4月上旬、産卵期なわけが無い。パニックになりそうな心を落ち着かせ、シバキ合う大ヤマメのライズを見つめていると、昼間から大量にハッチしている#18の黒いカディスを奪い合っているのだと言う事が、やっと理解出来た。
木の枝の横の波紋を狙っていたペー君が、「釣れた!」と声を上げたので振り向くと、28㎝のヤマメをごぼう抜きにしたところ。カディスにドラグがかかってしまったら、とたんに銜えたそうだ。チョー君も、大ヤマメのライズが止んだ後も水面にフライをを落とし粘っていたが、スーッと寄ってきてはユータンされることの繰り返しだったそうだ。
この足形橋付近は、夏はブヨが多いので、釣りは不可能だと思う。

周辺のおすすめ宿
・精進マウントホテル(山梨県南都留郡富士河口湖町精進301)
ホテルから見える富士山の絶景!富士眺望の宿
・山田屋ホテル
全室より富士と湖を一望(山梨県南都留郡富士河口湖町精進478)
周辺のおすすめ日帰り温泉
・朝霧高原温泉グリーンパーク 1.000円(静岡県富士宮市麓字浅野146) TEL 0544-52-0101
富士の眺望がすばらしい温泉。個人的にここの湯が疲労回復に大変効いた。偶然かとも思って再度行って見たが、やはり効いた。
周辺のおすすめグルメ
・富士ミルクランド レストランまきばの駅ビュッフェ 1.600円
とても美味しい!
・富士ミルクランド BBQガーデン
富士山麓豚、高原野菜、富士宮やきそば、自家製チーズそして器具、炭代も込み
一人 1,500円

二十数年前、エサ釣りで好釣した時から、西川には頻繁に出掛けた。フライフィッシングを始めた当時に、一番足繁く通った川である。
フライの師匠である、清里で喫茶店モスバックを経営する林 勝美氏に教わったウイングとテイルにカーフテイルをたっぷりと使った、#12ロイヤルウルフと言う大きなフライを持って、西川に入った。
道路脇にトタン屋根の倉庫のあるすぐ下のポイントで、潜水艦が浮上してくるような迫力で、尺を越す大イワナがロイヤルウルフを襲ったが、合わせ遅れ。春うらら5月の日中の出来事だった。
その頃の西川は、今よりも遙かに水が清冽で、千曲川出合から2番目の西川橋と言う木橋下のポイントは、大きなナメ底になっていて魚が走り回るのが良く見えた。橋の上からラインをかなりのばしてフライを落とすと、そのフライめがけて数尾の良型がライズし、他の魚もナメの上をざわめき、走り回る。ドラグがかかってしまい魚は釣れなかったが、魚影の濃さに驚かされた。
その年の9月の禁漁間際にも、西川を訪れた。 友人が木橋上流のコンクリートブロックの脇で、良い釣りをしたので、私も、木橋下流にあるコンクリートブロックを狙った。
ブロックに沿った速い流れで、まず1尾、22㎝のイワナ。だが、後が続かない。
薄暗くなってきたので、このポイントを最後と決め、粘ってみることにした。
流勢から外れたブロック脇の三角点には、まだフライを落としていない。よく見るとその一番奥のスポットで小さな飛沫が上がっている。最初は、打ち寄せる水が跳ね返って起きている飛沫かと思ったが、もっと垂直な跳ね方だ。ライズだ!私ははやる気持を押さえて、そのスポットにロイヤルウルフの#12を落とした。
ピシャッ!に合わせると、バタバタッと手元に24㎝のイワナが飛び込んで来た。当時は、4Xのティペットを使っていたので、まるでテンカラ釣りのような取り込みである。たった今釣れたポイントを眺めると、ふたたび全く同じ場所で、ライズが起きている。再度キャスト。 ピシャッ!バタバタッ!てな調子で今度は22㎝。三たび変わらず起きるライズで、また1尾。まるで、コンクリートブロック下の大きなエゴで、一列に並んだイワナ達が、次々と順番にライズしているのではないかとさえ思った。
結局、一点で起こるライズで5尾のイワナを釣った後、真っ暗な橋の上から呼ぶ友人の声を聞いて、竿をたたんだ。


周辺のおすすめ宿、日帰り温泉、おすすめグルメ
詳しくは
★1. 徳のおすすめアウトドアフィールドのグルメ、宿、温泉をご覧下さい。

6月上旬朝から鶴沼川の支流を釣って、夕方にライズ狙いで本流に入った。
この2週間程前に同じ場所で、モンカゲロウに出る良型ヤマメのライズに出会ったが、友人に急用が出来て、指をくわえながら東京に帰った。
そのリベンジのポイントは、野仲橋より300m位下流に連なる大淵である。
着水せずに水面スレスレに飛ぶモンカゲロウを良型ヤマメがバシャッ!と反転してくわえている。ポイントまでナチュラルに流しても全く反応は無く、ポイントに直にフライを落とすと、着水と同時に当たりがある。中々合わせられない。仮に合わせられたとしても”合わせ切れ”の可能性が高い。そのうち見破られて、全く反応無し。
下流のもう一つの大淵に行くと、今回同行した渡辺君が、すでに23㎝のヤマメを2尾釣り上げて、私に見せるためにネットに泳がせていた。羨ましがる私の前でリリース。大淵の真ん中で繁盛に起きている小さなライズを、ミッジで釣ったと言う。私も#24のジンジャーハックルだけを巻いたバイビジブルで、ライズ目掛けてロングキャスト。最近はどこの釣り場も魚がスレていて、このパターンのライズは早期の好機以外は釣れる気がしない。と思った矢先にフライが消える!一応合わせると中々の引きだ。ロングレンジの為、フッキングしたヤマメがこちらに向かって走り出すと、ラインが余ってフワッとなる。外れたかと心配しながらラインをたぐると、又々強い引きで安心する。ネットに納めたのは23㎝のヤマメ。スリリングなロングキャストのミッジフィッシングで、同型を3尾釣った頃、いつの間にかいなくなっていた渡辺君が上流で呼んでいる。行ってみると、27㎝の良型イワナを下げている。#20の地味でスタンダードなドライフライで、瀬を狙って釣ったそうだ。

早瀬の至る所で散発的なライズが始まった。見渡す限り、色んな種類のカゲロウのスーパーハッチで、顔にぶつかる程だ。
暗がりが濃くなる程、ライズも多く派手になってくる。私は足下の瀬にポイントを定め、フライを落とした。すでに、どれが自分のフライだか見分けもつかないので、流れているであろうコースで、バシャッ!と飛沫が上がるたびに合わせると、23~25㎝のヤマメが釣れた。
真っ暗になってもバシャッ!と言うライズ音だけは聞こえるので、その音で合わせて釣り続ける。無数のライズの音に、全て反応するわけにも行かないので、キャストして1.2.3!と数えてピックアップする、反復動作で容易にヤマメが釣れた。闇討ちに良心の呵責を感じ、ティペットが絡まったところで終了とした。豊富な自然の恵みに感謝!

周辺のおすすめ宿
・二岐温泉 桂祇荘(福島県 天栄村)
・御宿 つるや旅館(福島県南会津郡下郷町大字湯野上字居平乙752)
自慢の手作り料理
周辺のおすすめ日帰り温泉
・レジーナの森 羽鳥湖温泉 彩光の湯
1.200円(福島県岩瀬郡天栄村羽鳥高戸屋39) TEL 0248-85-2525

4月中旬午後2時頃、国道よりやや上流の浅瀬で、20cm級のヤマメのライズに出会った。
バシャッ!と全身を露わにした派手なライズで、すかさずキャストすると、フライの前後左右で一斉にバシャッ!バシャッ!とライズが起こった。どれを釣って良いのかオロオロしながらも、気を取り戻してフライを流すと、スーパーライズの割には爆釣とは行かず、ポツポツと釣れた。
水面にはこれと言った虫は見当たらない。落ち着いて考えればライズフォームからして、カディスピューパーのハッチだったのだろうが、突然の出来事に考える余裕も無く、この時期の定番フライ、ブルウィングオリーブを使った。それでも機嫌のの良いヤマメ達は、たまにはその色をカディスピューパーと信じて、銜えてくれたのだと思う。
対岸でキャストする友人と、二人で20尾も釣り上げた頃、ピタリとライズが止んだ。時間にして30分位だったと思う。後でその瀬を渡って驚いた。膝ぐらいまでは有ると思っていた水深が、15cm、足首程である。踏み潰すほどいたヤマメ達の気配は全く無く、キツネにつままれた気分だ。石がヤマメに化けていたのだろうか。この釣りの神秘性が、たまらない魅力だ。



周辺のおすすめ宿
・ホテルアクシオン会津高原 福島県南会津郡舘岩村高杖原548
大自然に佇むエキゾチックリゾート。温泉大浴場有り。


旧城山温泉の前の吊橋「城南橋」

「城南橋」上流はこんな瀬が続く


スンジョンがヘアーズイヤーニンフで最初に釣った大物

最初のヤマメをアップで

2尾目のヤマメ

こちらはパーマークが鮮明
スンジョンが3尾目の良型を取り込む寸前にバラした時、まぐれや運ではなく実力と認めた。私はと言えば、ハヤ、アブラハヤ、アユの外道ばかり釣れて、ヤマメには相手にされなかった。
あらゆるフライを試したが、ドライはミッジへの反応が圧倒的に良かった。ニンフでは前記のヘアーズイヤー。ドロッパーをつけたウェットには反応が無かった。
初心者ゆえにセオリーを無視したスンジョンのルースニングが、浮上や誘いのステージを演出する事となり、スレた大ヤマメを刺激したのだろう。何と言っても彼の粘り勝ちである。
先に来ていた餌釣りの人も大きなヤマメを3尾釣っていた。後から来たお兄さんも上流で40cmのニジマスを釣った。
一番驚いたのは桂川の水が実に清冽だった事。最近行った千曲川の支流よりも水が綺麗だ。昔は生活排水が一斉に流れ出して白く濁ったり臭ったりしたが、昨今の環境保護に対する地元の人々の認識により、その心配は無くなったようだ。かえって釣り人の残したゴミが目立つ。
吊橋の上から川を見ても大ヤマメが数泳ぐのが確認出来る。真夏の日中に釣れるほど魚影が濃いのである。富士の湧き水の川、桂川。日光の鬼怒川、群馬の利根川よりも近く、岐阜の川もしのぐ魚影の川が大月周辺に健在と言う事実に感動した良い1日だった。来年はここのスレたヤマメ攻略の為に、通い続ける事になりそうだ。

周辺のおすすめ日帰り温泉
・都留市温泉 芭蕉月待ちの湯 700円(山梨県都留市戸沢874) TEL:0554-46-1126


大門川千ヶ滝下で釣る

千ヶ滝上で釣る

モスバックマスターが釣った36cmの氷付けされたイワナ
前回の黒沢川を最後に電線をくぐって出た場所から入渓して釣り下った。
前回の印象から尺イワナを釣ったも同然の気持ちで意気揚々と釣り始めたが、現実は甘くない。3連休に釣り人が入った足跡だらけ。1度の当たりも無いまま昼過ぎに早々退散した。
モスバックで休憩して大門川へ。放流されたての4cmのチンピライワナが盛んにフライにアタックしてくる。マスター直伝のウェットのドロッパーを試してみるが、最終的にはドライで真っ暗になるまで堪能した。21cmが1尾、16cm~19cmが3尾。
黒沢川は来年5月の好機に再チャレンジするつもりだ。
今年も後4回ぐらいで渓流行も終わりとなる。
9月は大月の桂川、ラストは清里の川俣川、後2回8月は何処に行こうか・・・。

周辺のおすすめ宿、日帰り温泉、おすすめグルメ
詳しくは
★1. 徳のおすすめアウトドアフィールドのグルメ、宿、温泉をご覧下さい。


千曲川支流の西川は広くて気持ちの良い流れ。
釣り人はスンジョン。

ペー君は岸よりのトロ場を流す
イワナはニンフ(ヒゲナガフリンフ)で釣れた。
増水気味だったせいか、この日はドライに反応が無かった。

大深山役場に隣接された森林協同組合の2階が
レストラン、1階が川上犬を育てていて、見学出来る。
狼のイメージを感じさせてくれる風貌

日本古来の川上犬は全国で300頭しか
残っていない天然記念物。秩父山塊で
野犬化した2頭を大事に育てて増やして来た。
優秀な猟犬で猟の為に輸入した外国の犬よりも
はるかに役に立ったそうだ。
猟の時は2mもジャンプする。

1年もすれば親犬と同じ大きさに育つ。
帰りには揃って「帰るな、もっと遊んで行って」
と吠えていた。
手をアマガミしたかと思えば、
おじさんを独り占めするなとけんかしたり、
突然人間の存在を忘れて一斉に水を飲み始めたりと、
勝手気ままなところが可愛い。

周辺のおすすめ宿、日帰り温泉、おすすめグルメ
詳しくは
★1. 徳のおすすめアウトドアフィールドのグルメ、宿、温泉をご覧下さい。


黒沢川橋から1.2km上った大堰堤下の湿地帯。
スンジョンの足元の緑は全てクレソン。
堰堤は右岸のはしごを登ったが、
腐食していて途中でバキバキと崩れて折れた。
左岸に移りプールを大きく巻いて流れ込みに到達。
しばらくは草原の花畑の中を流れるチョークストリーム。

チョークストリームの野原に群生していたクリンソウ

チョークストリームが終わり渓流らしさが甦ってきた途端、
頻繁に当りが出始めた。

スンジョンに先行させたが28cmクラスを足元でバラし、
尺のアタックに合わせ切れ。
逃げた魚の型の良さに驚くばかり。


曇り空がなお薄暗くなりそろそろ退散しようと思ったが、スンジョンが「まだ4時頃じゃあないの?」と言うので暫く釣り続けたが、やはり本日の終焉を確信して上流の二股を目指した。堰堤から2kmだが途中から道路へ上がる事にした。だが張り巡らせた4本のワイヤー線?が先を塞いでいる。スンジョンが「電線かも知れない」と言ったが、「違うだろ」と手で開こうと思って掴んだ途端!「ドッコン!!」と衝撃が走った。もの凄い電流だ。川に戻っては又登ろうと試みるが電線はどこまでも延々と続き、最後は釣り人が無理やりこじ開けた電線の間を恐る恐るくぐり抜けて道路へ出た。時は8時を過ぎていた。
灯も無く真っ暗な道路をひたすら歩き始めたが、「パーン!」と言う乾いた銃声が何度も響く。間違えて打たれたらかなわないと思い熊よけの鈴を鳴らしながら歩いた。禁猟期でも有り夜間はなおさら発砲禁止のはずなのに、それでも打ち続ける行為に寒気がした。
こんな難しい釣り場だからイワナは大物が期待出来るが、堰堤まで茶色く濁った川を歩いて行く気力と、電線で塞がれた帰路や発砲の音が鳴り響く道路を思い出すと、効率の良い入退渓を考えないと難しい釣り場だ。
楽しいはずの釣りが苦しい釣りになってしまうのは常だけれど、今回は滅多に経験出来ない思い出になり話のネタになったと思い込む、懲りない徳であった。

周辺のおすすめ宿、日帰り温泉、おすすめグルメ
詳しくは
★1. 徳のおすすめアウトドアフィールドのグルメ、宿、温泉をご覧下さい。

ボサの中、小イワナが釣れたが、淵で盛んにライズする良型ヤマメの群れは相手してくれなかった。釣り終えて道に上がる斜面でタラノメがわんさか採れた。

六合村の沢を釣り終えて
野のやで蕎麦と舞茸の天ぷらで腹ごしらえをして、
ひじ曲がり沢へ入ったが、底石が赤くて魚不在。
イワタバコが沢山採れた。
矢倉沢支流の小宿沢を取水口上から入り、
先行したペー君が2尾のイワナを釣った。

小宿沢で釣れたイワナ

同じく小宿沢のイワナ
イブニングライズを狙って矢倉沢最下流に入ったが魚影は濃いものの、スレた小魚に手を焼き早々切り上げた。道に上がる途中でウドをゲット。
八石沢下流大仙ノ滝つぼで粘った。魅力的なライズも確認したが、カディスをウェットのように引いてロッドをしならせる大物が掛かったが、途中でバレてしまった。真っ暗になって本日の釣り終了。
朝から晩まで釣り三昧でクタクタ。草津の共同浴場巽の湯でリフレッシュ。やはり草津の湯は凄い。草津の湯のバリアーが身体を守っていると言う独特の感覚が翌々日まで感じている事をスンジョンと確認しあった。
タラノメ、ウド、イワタバコを天ぷらで食べて、焼肉をイワタバコで包んで食べると言う前からやりたかった贅沢が出来た。

周辺のおすすめグルメ、宿、日帰り温泉
詳しくは
「★2. 徳のおすすめアウトドアフィールド グルメ、宿、温泉」をご覧下さい。


モスバックのマスターが私達が5月9日に
山菜採りをした後を釣り歩いて、
ヤマカラシナが沢山収穫された後を見ていると、
採ってはならない葉が採られた後があったと。
その葉はよくウドと間違えて持って行く人がいるけれど
香りが無いのですぐ分かるそうです。
「ウジ殺し」と呼ばれていて、
トイレにひくとハエがよってこなくなる程の
毒草?だそうです。
まーさん!
かたくなにウドと信じていただけに心配です。

大門川では程好くイワナが釣れて、
自分の店で出すイワナの骨酒分を
キープする事が出来ました。
本流から支流に目を移すと、ワサビの群生があり、
袋一杯持って帰って来ました。
マスターが作るワサビ菜漬けと同じ味が出せるように
工夫してみます。
早朝釣りをしていると次男坊スンジョンが
私の後ろにリスがいたと言います。
私がスンジョンに目をやると黒いイタチのような動物が
1メートル後ろをウロチョロ。
他の所でも大きなイワナをくわえた黒い動物が
川岸を走って行きます。
後でマスターに聞いたらその動物は
ミンクだそうです。
ある日マスターが釣りをしていると、
80cmはある黒い大きなイワナが泳ぐのを発見!
ところが手で水をかき始めたので、
ビックリして調べたところ
正体はミンクだと分かったそうです。
こいつは大きなイワナが大好物で、
こいつを見かけるようだと
その日はあまり魚は釣れなくなるそうです。
その割には釣れて良かった~。


周辺のおすすめ宿、日帰り温泉、おすすめグルメ
詳しくは
★1. 徳のおすすめアウトドアフィールドのグルメ、宿、温泉をご覧下さい。


ポカポカ温かくて
それでいて風が吹くと涼しくて、
黄緑色のリョウブの木の芽が
新緑を実感させてくれる。



大月とは思えない驚くほど澄んだ川。
魚はスレていたが、気分は最高。

温泉の真下を流れる戸沢川で
可愛いアマゴ(西のヤマメ)が釣れた。
コゴミが沢山採れた。
芭蕉月待ノ湯は3度目だが、サウナに入った後
水風呂代わりに入る35度の源泉が
最高に気持ちが良く、身体に効く感じがする。

周辺のおすすめ宿
山梨銘木の宿 森屋荘 (山梨県大月市賑岡町奥山1473)
緑とせせらぎ、自然がいっぱい。
周辺のおすすめ日帰り温泉
・都留市温泉 芭蕉月待ちの湯 700円(山梨県都留市戸沢874) TEL:0554-46-1126


周辺のおすすめ宿、日帰り温泉、おすすめグルメ
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周辺のおすすめグルメ、宿、日帰り温泉
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小沢で釣る
山葡萄の芽やツルは天ぷらに最高!







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